凍る寸前の温度帯を維持できる氷温庫(高性能プレハブ冷蔵倉庫)をお探しの方へ。広島の(株)土居技研にご相談ください。
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右の写真、奥側の白いものが当社の氷温庫(高性能プレハブ冷蔵倉庫)です。(手前側シルバーのものが他社製の既製品の冷蔵庫)
現場に合わせて5mm単位でオーダーでプレハブを組みます。入口ドアを引き戸にして、プレハブの入口付近のスペース効率を上げています。
水の氷結点は0℃ですが、食材はたいてい糖分や脂質などを含む関係で0℃より少し低い温度(-1℃とか-2℃など)といった温度が氷結点になります。例えばサクランボなら-3℃、イワシなら-1℃、といった具合です。この0℃以下で氷結点までの狭い温度帯を氷温帯と言います。氷温帯で食材を熟成させると美味しくなる技術が氷温熟成®。当社の開発した氷温庫は、もの物が凍るか凍らないかギリギリの温度帯を維持することを目的に開発した高性能なプレハブ冷蔵倉庫。通常型の冷蔵倉庫の場合、庫内温度の上下動はおよそ4℃と言われますが、当社の氷温庫なら1℃以内を実現します。
広島県立の総合技術センターの調べですが、10℃、4℃、0℃の3温度帯で細菌の繁殖を調査したデータが発表されていますが、4℃と0℃では、細菌の繁殖数の差が想像以上に大きいことが証明されています。このことから、氷温帯で食材を保存すると、普通の冷蔵庫に入れるよりも、鮮度保持効果が高いことが容易に想像できるはずです。実際に当社のお客様でも、その効果をはっきり実感できるというお言葉をいただいています。たとえば農作物の場合など、通常の冷蔵庫より氷温庫で保存するほうが2倍も鮮度保持期間が長いそうです。
一方、冷蔵する機械(専門用語では‘冷凍機’)を扱う業者なら分かるのですが、庫内を今までの常識的な冷蔵温度の+3~+4℃ではなく、0℃という凍るか凍らないかギリギリの温度に設定するというのは、非常に怖いものなのです。室外機にはコンプレッサーという基幹部品が有りまして、それがON・OFFを繰り返す(またはインバーターでそれに近い状況にする)ことで、コントローラーによって設定された温度を維持しようと機械が働くわけですが、その結果、右上にあるグラフの赤線ような温度が波を打って上下動してしまうのです。このグラフの場合、赤線の設定温度は+1℃ですが、-1℃から+3℃の間を上下することになります。本当は氷温帯の0℃~-1℃の間に庫内温度を保ちたいのですが、それがなかな難儀なことなのです。こういった上下動が当たり前の従来のシステムでは一つ間違えると庫内の食材が凍ってしまう可能性があるため、0℃付近の温度にすることが怖いのです。合わせて、0℃と+4℃とで、細菌の繁殖傾向に大きな差があることを知らない業者がほとんどで、「そこまでシビアに0℃~-1℃の庫内温度にしなくてもいいのではないか」というのが大多数です。
一方、当社の氷温庫では右上グラフの青線のような庫内温度を保つので、コントローラーの設定温度を氷温帯にすることが出来るのがメリットです。これにより、高い鮮度保持効果が得られ、結果的に、出荷調整による売り上げのUP、ロスの減少、といったような金額に跳ね返ってくるとのが氷温庫のメリットとなります。
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